|
|
|
時代が変わっても、ファンに語り継がれる球団に |
|
 |
|
――野村さんは、自著『変わるしかなかった』(KKベストセラーズ)で、選手時代に家のローンをしっかり払ってきたことに触れていらっしゃいますね。 |
|
僕は優勝した1991年に結婚したんですが、ほぼ貯金がなくて…。何に消えたのか分からないんですけどね。結婚して、少しずつ貯めていかなきゃいけないと思う中で、先輩から「家を持て。借金した方が、野球選手は張り合いがでるぞ」と言われました。そんなものかと思いながら、家を買おうと思ったとき、ほぼ自己資金ゼロで…。実は広島銀行さんからお借りしました。とにかく早め早めに返済したものです。 |
|
――広島銀行が、インターネット上にひろぎんカープ支店を開設しました。遠征で忙しい選手たちもネット上に口座を持つと便利だと思いますがいかがですか? |
|
僕は通帳を持っていません。実は広島銀行さんのアプリを使っています。スマートフォンが通帳代わりになるのは、本当に楽ですね。インターネットの取引は、若い人(選手)も利用しているんじゃないでしょうか。選手にもアプリを入れてもらって、使い方の説明会をしたらいいかもしれませんね。遠征先でも、スマホがあれば利用することができますから。 |
|
――カープ4連覇に向けて、ファンにメッセージを |
|
今のカープは、かつて日本一になった古葉さん時代のような、絶頂の時期を迎えているのではないかと思います。しかし、良い時もあれば悪い時もある。今のカープ女子がお母さんになり、おばあちゃんになる頃には、カープが低迷しているかもしれませんが、どんな時も「私達ずっと見てきたけどあのとき最高だったよ」「優勝のパレードが良かったよ」と語り継いでいってもらいたい。選手も含めた全てのカープ関係者は、ファンの応援のお陰で苦しい時も勝たせてもらったと言っています。本当にそう思いますね。これからも、温かい心で応援していただけたらうれしいです。
|