ハツで海老を釣る!?シンガポール流休日の過ごし方

シンガポール駐在員事務所
大西 弘城

 政府による徹底したコロナ対策により、新型コロナウィルスの市中感染者ゼロの日が続くシンガポール。休日のショッピングモールは、多くの家族連れや若者で賑わっており、街にはコロナ前の活気が戻りつつあります。

 国土が狭いこともあってか、海外旅行が大好きなシンガポーリアンですが、渡航制限により国外へ訪問することができないため、最近では持て余した時間とお金を使って、スポーツを新たに始める人が増えています。特に人気があるのが、サイクリングです。一時はどこのお店も自転車が品薄になり、入荷まで数か月待ちということも珍しくありませんでした。また、若者を中心にゴルフ人気が高まっており、平日の練習場に順番待ちの列ができるほどです。

 このように、コロナ禍によってレジャーのあり方が変化しているシンガポールですが、そんな中でも昔から安定した人気を誇っているのが「海老釣り堀」です。国内にはたくさんの「海老釣り堀」があり、釣った海老をその場で焼いて食べることもできます。シンガポーリアンの間では、日本人のカラオケBOXと同じくらいの市民権を得ており、家族連れはもちろんのこと、カップルのデートコースにもなっています。郊外には、屋外型の大きな釣り堀があるのですが、筆者が行ったお店は、若者で賑わうショッピングモールの最上階にある屋内型です。広島で例えると、パルコの最上階で海老釣りをするようなイメージでしょうか。


 受付でお金を支払い、釣竿と餌を受け取ります。餌はなんと鳥のハツ(心臓)です。「海老で鯛を釣る」という諺がありますが、シンガポールでは「ハツで海老を釣る」でした。初めはアタリがあってもなかなか針にかかりませんでしたが、常連さんを観察してコツを掴み、ようやく釣り上げることができました。
しばらくアタリがない時間が続いたその時、突然けたたましいベルの音が鳴り響きます。店員が水槽から元気な海老をすくい、釣り堀へ投入しました。今がチャンスとばかりに釣り人が一斉に群がります。このボーナスタイムのお陰か、その後にもう3尾を追加したところで、納竿となりました。

 最後にお待ちかねのBBQです。近くで釣っていた家族連れからいただいた海老を加えて、12尾をグリルの上におきます。ビールを片手に海老が焼けるのをじっくりと待ちます。良い感じに火が通り、皮をむいてパクリ。家族連れが見ず知らずの筆者に海老をくれた理由がなんとなく分かった気がしましたが、釣った魚(海老)に感謝をしながら美味しくいただくのが、釣り師としての矜持。

 ご馳走さまでした。

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