Made in JAPANを越境ECで販売!

上海駐在員事務所
吉崎 直敏

 「ニーハオ!」皆さまこんにちは。今回のテーマは『Made in JAPANを越境ECで販売!』です。
 2015年に中国人による日本製品の≪爆買い≫が流行語大賞を受賞したことは、皆さまの記憶にも新しいのではないでしょうか?一方で、最近は街中や空港で大量の日本製品を持っている中国人を見かけることが以前より少なくなっている印象がありませんか?

 詳細についてここでは説明を省略させて頂きますが、≪爆買い≫の舞台は日本国内の店舗では無く、中国国内の越境ECサイト(オンライン上)に変遷しつつあり、「安心・安全」が売りである 日本製品は≪化粧品や食品等≫の分野を中心に人気を博しています。

下表は一般貿易と越境ECの違いについて、おおまかに纏めたものです。
一般貿易 越境EC
輸入制限 商品の種類ごとに厳しい輸入制限が設けられている 一般貿易と比べて少ない(輸入できない商品もある)
税率 関税・増値税・消費税がかかる 関税がかからず、増値税・消費税が割引されている(= 税率9.1%)
手続き 複雑な手続きが必要 一般貿易と比べて簡単
倉庫 日本の倉庫から逐一出荷 中国国内の倉庫(保税)から出荷
販売ルート スーパー・百貨店等の実店舗やオンライン上(中国国内ECモール) オンライン上
(中国国内の越境ECモール)

※中国の法律改正により変更となる可能性があります

 現在の越境EC制度を活用すれば、一般貿易では輸出出来なかった貴社製品を中国の消費者に手が届きやすい価格で販売できる可能性があります。
 
 弊行では大連の越境EC関連業者と連携し、中国でのテストマーケティングを始める予定です。
 貴社製品を世界最大の消費マーケット・中国で販売したいとご検討中であれば、最寄りの支店を通じて、広島銀行の上海駐在員事務所にお声かけください!