駐在員おススメのシンガポール土産について

シンガポール駐在員事務所
大西 弘城

 日本の入国制限が解除されて初めての夏休み、読者の方の中にはシンガポール旅行を計画している方もいらっしゃるかもしれません。旅行の際に悩ましいのがお土産選びです。限られた時間の中で、満足のいくお土産を購入するのは意外と難しいものです。そこで今回は、現地に居住する駐在員の目線で、おそらくガイドブックに掲載されていないであろう、おススメのシンガポール土産をご紹介いたします。

【BACHA COFFEE】

 シンガポール土産といえば、「TWG」の紅茶が定番ですが、その座を脅かしているのが、モロッコ発祥のコーヒー専門店「BACHA COFFEE」です。2019年9月に海外初の店舗がシンガポールのIONオーチャードにオープンして以来、コロナ禍のシンガポールを席巻し、現在では国内に6店舗を展開しています。
エキゾチックでオシャレな店内には世界中から集められた200種類以上のコーヒーが所狭しと並べられており、どれにしようか悩んでしまうほどです。難点なのが、コーヒーが長方形のBOXに入っているので、かさばってしまうことと、価格がSGD35(約3,800円)と少しお高いところです。

 そこでおススメしたいのは、コーヒー豆を焙煎しチョコレートで包みこんだCOFFEE BEANSです。美味しいのはもちろんのこと、高級感のある箱に可愛らしいリボンが巻かれており、女子受け間違いなしです。コンパクトで持ち運びに便利ですし、価格もSGD13(約1,400円)とお手頃。ゴージャスな専用紙袋も付けてくれますので、お得感満載です。

【Raffles Boutique】

 老舗ホテル「Raffles Hotel」に併設するお土産ショップです。ガイドブックには、カヤ・ジャムや紅茶が紹介されていますが、その他にもキュートな雑貨類が沢山揃っていますので、旅行中にぜひ足を運んでみてください。

 今回はシンガポールらしいカラフルでポップなキッチン用品をご紹介します。「Raffles Hotel」を中心にシンガポールスリングなどの名物をあしらったデザインでして、エプロン、鍋つかみ、ティータオルが販売されています。料理が楽しくなりそうなアイテムですね。

【SUPARMAMA】

 「シンガポール国立博物館」に併設する地元デザイナーと日本企業のコラボ商品を製作・販売しているショップです。ここでのおススメは、有田焼のお皿「ONE SINGAPORE」です。

 シンガポールらしいポップなデザインと日本の伝統がうまく融合された逸品です。65個のシンガポールモチーフが散りばめられており、帰国後に眺めているだけで、楽しかった旅の思い出が浮かんできそうですね。

【Tiong Bahru Bakery】

 旅行中、歩くのに疲れたら、カフェでゆっくりしたいですね。そんな時に立ち寄っていただきたいのは、シンガポールで大人気の「Tiong Bahru Bakery(チョンバルベーカリー)」です。フランスの有名なパン職人が手掛けた絶品のクロワッサンを求めて、連日多くのローカル客で賑わっています。

 さすがにクロワッサンをお土産に持ち帰るわけにはいきませんので、その代わりに「クロワッサンTシャツ」はいかがでしょうか。同じデザインのトートバックもありますので、トータルコーディネートが可能です。筆者も自分用に購入したものの、シンガポールで着るのは少し恥ずかしく躊躇しておりますが、日本ではきっとおしゃれアイテムとして活躍してくれるものと確信しています。

【The Japanese School Singapore】

 番外編として、シンガポール日本人学校のオリジナルトートバックをご紹介します。
 もともとは通学用の補助バックとして製作されたのでしょうが、20個のシンガポールモチーフが散りばめられたポップなデザインで、大人向けのお土産としても魅力的です。カラーは4色(赤、ピンク、黒、水色)揃っており、価格もSGD10(約1,070円)とお手頃です。シンガポールには日本人小学校が2つあるのですが、これはチャンギ空港に近いチャンギ校の事務局で販売しています。