広島東支店
課長 松田 倫明
※2023/3月現在
海田支店 監督職
眞藤 彩
※2023/3月現在
多様化するライフスタイルの変化に合わせ、当行グループでは「ダイバーシティ&インクルージョンの推進」に取り組んでいます。多様で柔軟な働き方を支援する制度を利用したお二人に、理想の働き方、やりがい、キャリアアップについてお話をうかがいました。
育児休業制度
男性が自然と育児に参加できる風土を広めたい
2008年に入行し、現在は渉外の責任者として地域のお客さまの事業支援および部下の育成を担っています。これまではどちらかというと仕事中心の生活を送ってきましたが、2022年、妻の第三子出産を機に育児休業制度を利用しました。制度を利用する前は、責任ある立場でもあるため、なんとなく「育児のために仕事を休みたい」と言いにくいと感じていました。しかし、2022年4月から男性も育児休業を原則取得するという全社方針が発表されたことから、1週間の育児休業と、(会社として推奨されている)短時間勤務を取得する方向で上司と相談しました。すると、「せっかくなんだから1カ月しっかり休みなさい」と思いがけない上司の後押しがあり、思い切って1カ月育児休業を取得することとなりました。育児休業中は子供とゆっくりできるかと思いましたが、実際はかなり大変で、朝早くから上の子供たちの幼稚園の準備をし、日中は炊事・洗濯・掃除にてんてこまいでした。この経験から、妻のおかげでこれまで仕事に没頭できていたことが身に染みてわかり、妻への感謝の気持ちが沸き上がりました。妻も相互理解が進み、喜んでくれています。
育休制度の利用を決意できた理由はもう一つあります。それは、育休に対して同僚や部下たちが理解を示してくれたことです。私が育休を取得することを柔軟に受け入れてサポートしてくれたことで、スムーズに休みに入ることができ、安心して復職できたので、とても感謝しています。また、復帰後も家事のサポートに積極的に参加するために、仕事をより効率的に考えるようになったことも育休制度を利用した効果の一つだと感じています。今期から男女問わず皆が取得するようになり、これから後輩も利用していくことになるため、いつか同僚や部下から相談されたときは、今度は私がフォローし、心理的な負担なく制度を利用できるようにしていきたいと思います。
「挑戦」と「改善」を繰り返し、進化していく
広島東支店 支店長 土井 康稔
広島東支店は広島東地区の幹事店としてほかの店舗のモデルとなる取り組みを率先して行う使命があると思っています。男性の育休取得促進はもとより、行員一人ひとりと対話を行うOne on Oneミーティングの積極推進、年間20日の休暇取得チャレンジなど、さまざまなことに挑戦しています。その中で成果を出していくためには「挑戦」と「改善」を繰り返し、良い事例をグループ全体に伝搬させていかなければなりません。責任者が長期間休むことも大きな挑戦でしたが、男性が1カ月育児休業を取得することが組織風土に与えるインパクトは大きいと判断し、安心して休むよう背中を押しました。一人ひとりがお互いの状況を理解し柔軟な対応ができれば、地域のリーディングカンパニーとして、より力強くステークホルダーの皆さまに貢献できるようになるはずです。これからも男性の育児休業取得の浸透はもちろんのこと、年20日の有休全員取得など仕事とプライベートの充実に向けた様々なチャレンジを推進していきたいと考えています。
ワークライフ・インテグレーションを
実現する両立支援制度
子育てで培った忍耐力が、部下の指導に活きる
2005年に入行し、結婚後、3人の出産と子育てで、トータル5年間の産前産後・育児休暇を取得しました。復職してからは、短時間勤務制度を利用して、朝と夜の時間に子どもとしっかり向き合うことができましたね。
育児休暇や短時間勤務制度を利用する前は、育児と仕事が両立できるのか、また制度を使うことで、昇進へ影響しないか不安を感じていました。しかし、上司や同僚に相談をしたり、必要に応じて環境を整えていただいたりしたことで不安は解消されていきました。
育児休暇中は「復職し社会の一員として仕事を続けたい」との思いから、子どもが寝た後にファイナンシャルプランナー(FP)1級の勉強を続けました。無事に資格取得したので、復帰後のキャリアアップの備えになったと思います。
子育てを通じて、我慢や忍耐強さを学び、考え方も柔軟になりました。職場での部下への指導や、家庭内での子どもとの関わり方にも活きていて、相乗効果を実感しています。
3年前に短時間勤務から通常勤務に戻し、今年から監督職を任せていただくことになりました。お客さまの人生に寄り添えるコンサルティングアドバイザー(CA)という仕事の魅力や、自分が培ってきた知識・スキルを後輩たちに伝えていき、試行錯誤しながら部下育成に励んでいます。監督職に就いたばかりですが、将来は管理職になれるよう、一つひとつの業務を丁寧に積み上げることを日々心がけています。
私たちが目指すダイバーシティ&インクルージョン
ひろぎんグループは、多様な人財がイキイキと働き続けることができる環境と職場風土を目指します。 女性活躍に向けて、意識改革や両立の支援に長年取り組んできました。男女問わず育児に参加する文化の醸成を目指し男性の育児参画を推進しています。